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ミシンでボタンホールの作り方|初心者向けに手順をやさしく解説
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目次
ボタンホールはシャツ・ポーチ・ズボンなど多くのアイテムに必要な縫い技術です。「難しそう」と感じる方も多いですが、ミシンのボタンホール機能を使えば比較的簡単に仕上げられます。この記事では初心者向けにボタンホールの作り方を手順ごとに解説します。
ボタンホール機能の種類
ミシンによってボタンホールの作り方が異なります。主に以下の3種類があります。
自動ボタンホール(コンピューターミシン)
ボタンをセンサー部分にセットするだけで、ミシンがボタンサイズを自動計測してホールを縫います。操作が最も簡単で、仕上がりが安定しています。
半自動ボタンホール
ボタンホールの長さを手動で設定し、縫い始めてからの切り替えは自動で行われます。エントリークラスのコンピューターミシンに多い方式です。
4ステップ式(電動ミシン)
4つのステップ(縫い始め→左側縫い→縫い終わり→右側縫い)を手動でそれぞれ設定・操作する方式です。操作に慣れが必要ですが、電動ミシンでも使えます。
必要な道具
- ボタンホール押さえ(ミシンに付属していることが多い)
- ボタン(ホールを作りたいボタンと同じサイズ)
- リッパー(ホールを切り開くため)
- 目打ち(裁縫)
- まち針
基本的な作り方の手順
以下は半自動〜コンピューターミシンを使った標準的な手順です。
1. ボタンホールの位置を印付けする
- ボタンホールの中心線とホールの端位置を布に印付けします
- ホールの長さ = ボタンの直径 + ボタンの厚さ + 0.2〜0.3cm(余裕)
計算例: 直径1.5cmのボタン(厚さ0.3cm)→ ホール長さ = 1.5 + 0.3 + 0.2 = 2.0cm
2. ボタンホール押さえを取り付ける
通常の押さえを外し、ボタンホール専用押さえに交換します。機種によってボタンをセットするスロットがあるタイプと、ないタイプがあります。
3. ホールの長さを設定する
- 自動ボタンホール: 押さえのスロットにボタンをセットするだけで長さが設定されます
- 半自動: ミシンの設定画面や目盛りでホール長さを入力します
- 4ステップ式: ホールの長さをあらかじめ布に描いておき、目視で操作します
4. 試し縫いをする
本番前に、本番と同じ布・芯地・スレッドで試し縫いをします。ボタンが正確に入るサイズか確認することが重要です。
5. 本縫いをする
印の位置にボタンホール押さえの中心を合わせ、縫います。縫い始めと縫い終わりは返し縫いで固定します。
6. ホールを切り開く
縫い終わったら、リッパーでホールの中心を切り開きます。
切り方のポイント:
- 縫い目を切らないよう、ホールの中心線に沿って慎重に切る
- 先に目打ちをホールの端(縫い目のすぐ内側)に刺して、切り過ぎを防ぐ
きれいに仕上げるコツ
芯地(接着芯)を貼る
ボタンホールを作る部分に接着芯を貼ると、布が安定して縫いやすくなり、ホールの形が崩れにくくなります。薄地や伸縮素材では特に重要です。
試し縫いは必ず本番と同じ条件で
- 本番と同じ布・枚数(重ね枚数)で試し縫いをする
- 芯地を貼る場合は試し縫いにも芯地を貼る
縫い始めは布のしっかり固定された部分から
布が動きやすい場合はまち針で固定するか、布の下に薄い紙(トレーシングペーパーなど)を敷くと安定します。
よくある失敗と対処法
ホールのサイズが合わない
- ボタンのサイズ設定を再確認する
- 厚みを計算に入れているか確認する
縫い目が乱れる
- 縫い速度を落とす(ゆっくり縫う)
- 芯地を貼ってから縫い直す
切り開いたときに縫い目まで切れた
- 次回から目打ちで端をガードしてから切る
- 縫い目が切れた場合は、手縫いでかがり縫いをして補修する
まとめ
ボタンホールは手順を覚えれば確実にできる技術です。
- ボタンサイズ+余裕でホール長さを計算する
- 芯地を貼って布を安定させる
- 試し縫いで長さ・仕上がりを確認する
- 本縫いしてからリッパーで切り開く
試し縫いを省略すると失敗しやすいため、必ず本番と同じ条件で試し縫いを行ってください。
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