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ミシンの縫い方の基本|まっすぐ縫うコツと便利な縫い方一覧

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ミシンの縫い方の基本|まっすぐ縫うコツと便利な縫い方一覧

ミシンで縫い物を始めるとき、最初に習得すべきは縫い方の基本操作です。直線縫い・返し縫いをマスターすれば、巾着・トートバッグ・ランチョンマットなど基本的なアイテムのほとんどが作れます。

この記事で分かること

  • 縫い始め・縫い終わりの返し縫いのやり方
  • まっすぐ縫うコツ
  • よく使う縫い方の種類と用途
  • カーブ・角の縫い方

縫い始める前の準備

糸端の処理

縫い始める前に、上糸と下糸をそれぞれ10〜15cm程度引き出して、押さえの後ろ側に揃えておきます。これを忘れると縫い始めに糸が絡まる原因になります。

試し縫い

本番の布地を縫う前に、同じ素材の端切れで試し縫いをしましょう。糸調子や縫い目の長さが適切かどうかを確認します。

返し縫いのやり方

縫い始めと縫い終わりに必ず行うのが「返し縫い」です。縫い目がほつれるのを防ぎます。

縫い始めの返し縫い

  1. 縫い始めの位置(布端から1cm程度入ったところ)に針を降ろす
  2. 押さえ金を下げる
  3. 「返し縫いボタン」または「バックボタン」を押しながら2〜3cm後ろ方向に縫う
  4. ボタンを放して、そのまま前方向へ縫い進める

縫い終わりの返し縫い

  1. 縫い終わりの位置まで縫ったら、一度止まる
  2. 返し縫いボタンを押しながら2〜3cm後ろへ縫う
  3. 押さえ金を上げて布を取り出す
  4. 糸を1cm程度残してカットする

コンピューターミシンの場合: 「スタート/ストップボタン」の横や操作パネルに返し縫いボタンがあります。機種によっては自動返し縫い設定もできます。

まっすぐ縫うコツ

初心者が最もよく困る問題が「まっすぐ縫えない」ことです。

コツ1: 針板の目盛りを使う

針板(ミシンの台部分の金属板)には、縫い目の幅を示す目盛りが刻まれています。布の端をこの目盛りに合わせながら縫うと、一定の縫い代幅でまっすぐ縫えます。

一般的な縫い代は1cm(洋服)または1.5cm(布小物・バッグ)です。布端を対応する目盛りに合わせましょう。

コツ2: 視線は針ではなく布端に

縫っているとき、針の動きに視線を向けがちですが、布の端と目盛りが合っているかを見ながら縫うのが正しいやり方です。針が見えると蛇行しやすくなります。

コツ3: スピードはゆっくりから

最初は最低速度か、フットコントローラーを軽く踏んでゆっくり縫います。慣れてきたらスピードを上げましょう。

コツ4: 布をまっすぐ送る

布を前後に引っ張ったり押したりしないようにします。ミシンの送り歯(布を送る歯状のパーツ)が自動で布を送ってくれます。布は軽く添えるだけで十分です。

コツ5: マスキングテープで目印をつける

針板の目的の目盛りにマスキングテープを貼ると、目盛りが見やすくなります。視認性が上がり、まっすぐ縫いやすくなります。

よく使う縫い方の種類

直線縫い

最も基本的な縫い方です。布の2枚を縫い合わせる・袋物の側面を縫うなど、ほとんどの縫い作業に使います。

縫い目の長さの目安:

  • 普通地(綿・リネン): 2.5〜3.0mm
  • 薄地(ガーゼ・シフォン): 1.5〜2.0mm
  • 厚地(デニム・帆布): 3.0〜4.0mm

ジグザグ縫い

布の端がほつれるのを防ぐ「端かがり」に使います。ロックミシンがない場合の端処理として広く使われます。

布の端ぎりぎりにジグザグ縫いをかけるのが基本ですが、ジグザグの幅や長さはミシンで調整できます。

三つ折り縫い(三つ折りステッチ)

布端を三つ折りにして縫う方法です。巾着の上部(ひも通し部分)や、ランチョンマットの縁の処理に使います。布端がきれいに隠れ、丈夫な仕上がりになります。

ボタンホール縫い

ボタンを通す穴を縫い固める方法です。電動ミシンでは半自動(4ステップ)、コンピューターミシンでは全自動が主流です。

ジグザグ刺繍縫い(飾り縫い)

コンピューターミシンに搭載されている縫い目パターンを使う縫い方です。布の装飾やデザインに活用します。

カーブの縫い方

ポーチのふた・エプロンの裾など、カーブした部分を縫う場合は以下のように対応します。

  1. カーブ部分に差し掛かったら、スピードを遅くする
  2. 針板の目盛りに合わせながら、布をゆっくり回転させながら縫い進める
  3. 急カーブは数針ごとに針を刺したまま押さえ金を上げ、布の向きを少し変えながら進む

コーナー(角)の縫い方

四角いアイテム(ランチョンマット、クッションカバーなど)の角を縫うときは以下のように対応します。

  1. 角まで縫ったら、針を刺したまま止める(針が布に刺さった状態)
  2. 押さえ金を上げる
  3. 布を90度回転させる
  4. 押さえ金を下げて、次の辺を縫い進める

まとめ

ミシンの基本的な縫い方をマスターする順序は以下のとおりです。

  1. 直線縫いと返し縫いを習得する(最優先)
  2. 針板の目盛りを使ったまっすぐ縫いに慣れる
  3. ジグザグ縫いで端かがりを覚える
  4. 三つ折り縫いで布端の処理を習得する

この4つを覚えると、巾着・ランチョンマット・トートバッグなどの基本的なアイテムを作れるようになります。


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